だしフォト

2018.12.20

また会おう、また笑おう。

1811_0177

家の前に入る光が柔らかくなった。
前回のブログが11月あたまで、酉の市。
年間で一番忙しい時期が落ち着いた12月中旬。
と、いっても意外と今年はまだまだ働きます。

今回はちょっとプライベートな話。

私は神奈川県にある商業と工業の学科しかない高校へ、バスケ部に入るために入学をした。なので、高校3年間はバスケ一色。その3年間を共にした同学年は自分入れて4人。そのうちの1人は大黒柱のマネージャー。なのでプレイヤーとしては3人しかいなかった。そう、なので試合にでるには後輩を少なくとも2人常にメンバーにいれなければならない状況だった。ありがたいことに、1つ下の学年はたくさん入部してくれたので、その辺は問題なく活動ができた。
昔ながらの体育会系の部活は、上下関係も厳しく、初めて尊敬語を日常的に使わないといけない環境だった。
そんな辛い時代を乗り越え、無事引退、卒業をした。
その後も、ちょこちょこ同学年の3人とは連絡は取り合っていて、あの当時なかったLINEでグループが作られ、今回約3年ぶりに会えました。

3年という月日は、あっという間で子供の成長を見ると驚きを隠せない。
母親になっている子の娘や息子は、ものすごい成長をとげて大人に近づいている。
そんな中、自分たちの会話やノリは高校から変わらず。
自然に出てくるふざけた会話や、当時爆笑したネタのことや、同じクラスの友達の話やら、時間はいくらあっても足りない。
部室での会話とか、ほんとくだらないことで笑っていたと思う。
高校生ってなんでも笑えた。

途中、笑ってばかりいて自分が全然発言していないことに気がついたけど、無理して話すよりみんなの話を聞きたかったから、ずーっと笑っていた。

母親になっている子は、笑いながらもしっかり母をしているし、
高校の時からやりたかった職業についた子は、もうすでに何年もその職業のプロとして生きている。
15歳で知り合い、18歳で一旦離れ、そこから12年経ってもこうやって話をしている。バスケを一緒にしていた時間よりも、すでに離れている時間のが長いのに、忘れない記憶を共有できている。
それほど濃密な3年間だったんだと、改めて思う。

そんなことを帰りの電車の中一人考えていて、きっと次会った時にはまた忘れていて、また同じように笑い、こうやって電車の中で同じことを思うんだろうな、と。
それでいい。

また会おう、また笑おう。

もう一度あの3年やれって言われたら、絶対にいやだって答える(笑)
そのぐらい辛かった。けど、今の自分を支えてくれてる力の一つだ。
だから全く無駄だとは思わない。

写真に写るピースのやり方が、一人一人変わっていないような気がして確認したくてアルバムを探した。

1812_0326

© 2016 - 2017 dashi-photo