だしフォト

2019.06.04

自転車を売らない自転車屋の信念

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今日は伝所鳩の家守(やもり)になる「じてんしゃ雑貨店 千輪」さんのお話。

千輪の店主、長谷川さんは伝所鳩と同じ商店街にある「鈴木荘」というチャレンジスポットからスタートしました。
”自転車本体を売らない自転車屋さん”修理と雑貨販売のみ取り扱い、2014年オープンから変わらぬ信念で5年営業してきました。
この街には千輪で自転車を直し、かわいい雑貨で自分だけの自転車にカスタマイズし長く乗り続ける意識が高い人が多くいます。私もその中の一人です。

世田谷に住んでいた頃はほとんど乗っていなかったクロスバイク。
たまに乗ろうとしたら空気が抜けていて、中のチューブも劣化していたりと今では考えられない扱いをしていました。
でも、東京に上京してきてから街を知りたくて買ったという思い出もあり、ちゃんと整備して乗りたいとはずっと思っていました。車体自体はかなり気に入っていたので捨てはしませんでした。
墨田区に引っ越してきて間もない頃、自転車整備するなら千輪さんだよ、と教えてもらった時から今もお世話になっています。

そして今年3月から営業をしながら新店舗への引っ越しをして、今のクラウドファンディングに挑戦をしている「伝所鳩」の1階でリニューアルオープンをしました。以前よりももっとじてんしゃ雑貨になるため、スペースが無くて悔しい思いをしていたかわいい雑貨たちがたくさん棚に並びました。

自転車屋なのに自転車を売らない、その信念を理解をしてもらうのはきっと大変だったと思います。今までの当たり前でないことをやるのは何をするにも辛いです。わかってもらえないと自分のやっていることは間違っているんじゃないかと思ってしまいます。
「自転車を簡単に捨てないで長く可愛がってほしい」
その強い信念は5年で多くの人に伝わったように思います。
どんなことでも、始めるは大変ですが、続けていくのはもっと大変。
千輪の二階で始まる伝所鳩もまさに。
千輪のように自分たちの信念の軸をブラさないよう少しずつ世の中に、地域の毎日を伝えることができるお店にしたいです。
言うは易し。この言葉を頭にいれながらまずはクラウドファンディング最終日まで頑張りたいと思います。

そんな千輪ではネットとは別に伝所鳩の募金箱を設置しております。

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新しくなった千輪店内をぜひお楽しみください。

じてんしゃ雑貨店「千輪」 http://chirin-chirin.jp/
「伝所鳩」クラウドファンディング挑戦中!https://camp-fire.jp/projects/view/146223#menu

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