だしフォト

2019.06.08

手間をかけて毎日を未来に残すお店「伝所鳩」

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【伝所鳩ってどんなお店になるの?】

「なんかお店をやるんだよね?」
「結局何売るの?」
好奇心のあるご近所さんからそんな声をよくもらいます。ご興味を持っていただけてとても嬉しいです!
たしかに、お店の名前にはわかりやすい内容は入ってないし、メンバーが多方面の仕事をしながらなのでとても想像しにくいとかと。なので、本日は「伝所鳩」の今後のことをお話します。

まずは、誰がやっているのか。
クラウドファンディングの記事を見てもらっている方はもうすでにご存知かもしれませんが、「伝所鳩」は異業種の4人が発案し作り上げています。

「じてんしゃ雑貨店 千輪」長谷川勝之(その名のとおり)、
「のしごと」ハセガワタカユキ(会社員)、冨樫実和(フォトグラファー)、
「地域コーディネーター」本多秀行(会社員)、
※( )には本職を書いてます。
ご覧のように異業種。

そして、その4人で作りあげる「伝所鳩」は、ものすごくシンプルに言うと「手間のかかる日用品のセレクトショップ」です。
ライフスタイルセレクトショップというのは、ここ東京でも多く見られます。きっとはじめて伝所鳩に来られたらそう思うかもしれません。
ですが、ただ単に ”地域のいいもの” 置いても他のお店と一緒です。もちろん、他の店舗さんもただ置いてあるわけではなく、しっかりバイヤーさんやお店の方が目利きをしてセレクトしたものだと思います。

「のしごと」と「地域コーディネータ」がいる「伝所鳩」が提案するのは、生産者とつながり顔を見せるだけではなく、その商品が生まれるバックグラウンドを写真と言葉で紹介し、商品と共に見てもらい知ってもらう、ということ。
「のしごと」は、かならず現地に行って取材をして記事にします。ネットや資料だけではわからない現場の「今」を伝えたいから。
「地域コーディネーター」の本多さんは、生産者の作られる現場に足を運びみずから体感して作り手の「声」をしっかり伝える活動をしています。

もう一つおしらせしたいのは「手間のかかる」とわざわざつけているのはなぜか。もちろん現地に出向くのはとても手間です。ですが、どのお店もそれはやっているコトだと思います。この時代、自分たちが信じられるものを提供する、生産者の顔がみえるというのは当たり前の意識になってきました。

では「伝所鳩」の ”手間” とは。
それは、お店で売る物は必ず取材をし、店内とネットで展示をしてから定番商品として並べるようにすることです。
「伝所鳩」には一角、真っ白な展示スペースを作りました。
そこに、約1ヶ月ぐらいの期間で一つの商品や生産者の展示をします。そこで商品が作られる過程や、生産者の今を見て知っていただき、写真と言葉を見ながらその場で商品を手にとっていただける、そんな場所が出来上がります。
その後、定番商品としていつでも買いに来ていただけるようになり、お店の商品がどんどん増えていくシステム。
これが「伝所鳩」の提案する”手間”です。
ギャラリーとしても機能しますが、展示が終わったらリセットされるのではなく、商品がアーカイブとしての役割になるので、次の展示が始まっても未来へ資料として残ってくれます。

オープンが間近になってきましたが、説明をわかっていただいた方はなんとなく気がつくと思いますが、最初はきっと商品は全然無いかと。
ですが、これからひとつずつ展示をし、商品が増えてくるその変化を私たちと一緒に楽しんでもらいたいと勝手に思ってます。

連日「伝所鳩」関係の投稿で申し訳ありません。
あと9日、どうぞ引き続き応援とご支援よろしくお願い致します。

「伝所鳩」クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/146223#menu

 

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