だしフォト

2021.04.04

なんちゃってセンチメンタルの作り方

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2年前の電車の中から。
移動ばかりしているこの3年。空も陸も海はあんまりないけど、とにかく移動が多くいろんな場所へいろんな人が連れて行ってくれました。
しかも私は乗っているだけという状況ばかり。
むかし14時間かけて鈍行列車に乗り秋田まで行ったことがあります。
本読んだり、まどから景色見てひたすらシャッターを切ってたまに寝てと過ごす時間は二十歳の自分にとって贅沢な時間でした。
いつどこで降りても良いのに、ちょっと怖くてそのまま目的地まで真面目に到着してしまったところが、ああ、なんてビビりなんだと落胆したのを覚えてます。そんな乗り物の窓からみた写真で構成するのちょっと面白いかもと思いつきさっそく探しはじめました。

移動しながら景色を見てなんか考えたり、何も考えなかったりして過ごすのはちょっとセンチメンタルな気分を味わえる。センチメンタルなんて言葉の意味さえよくわからないけど、自分に酔える。
ミュージックビデオのワンシーンのような、そんな妄想を広げる時もあれば、ほんとにほんとに泣いていた時もあります。
このまま止まらずどこかに連れてってくれたらなーって思いながら、本当にそうなったらどうしようと思ってしまうビビりな自分と過ごしてきた窓からの景色たちは、いつも私を優しくぬるま湯で包んでくれます。
そんななんちゃってセンチメンタルな写真を形にしようと思いました。

今日は大雨の中たくさんの人がお店に遊びきてくれました。
ほんとありがとうございます。もんぺ祭を楽しみにきてくれた方も多く、もんぺ仲間が増えてとても嬉しいです。
明日もどうぞよろしくお願いします。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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