2018.02.13
自分の信じた写真「羽田誠さんの写真展」
昨日、撮影終わりに羽田誠さんの展示に行きました。
羽田さんの存在を知ったのは約5年前。まだ、笹塚エリアに住んでいる頃で、スタジオアシスタントを辞め、社カメになる前のロケアシ時代だったと思います。オペラシティでの展示を見に行った帰り、ミュージアムショップへ立ち寄りフラフラしていたら、羽田さんの写真集を見つけました。「鳥は泳ぐ」は、少しあきらめていた今を復活させてくれたのを覚えています。久しぶりにとても好きな写真に出会えて、鼻歌がでそうなぐらい気分が上がりました。
そのすぐ後ぐらいに、近くでグループ展をされるというのを知り、初めてお会いしました。緊張しすぎて、正直何を話したか覚えていません。(羽田さんごめんなさい、、、)でも写真家として、追いかけて行きたい人だと思ったのは覚えてます。その後、お会いするきっかけがなく、私も余裕が無い社カメ時代を経て、バタバタと独立して…といつのまにか年月が経っていました。
snsやHPで羽田さんの活動は見ていたので、今回墨田区のギャラリーで展示されるというのと、写真集を出版されたので、何が何でも行きたかったので本当に良かったです。
しかし、知っているようで知らないことはたくさん。羽田さんが同じ墨田区でずーっと活動されていたということ、そのギャラリーが羽田さん代表だったこと。そして、今月で閉じてしまうということ。もっと早く知っていれば、他の作品もたくさん見れたのかと思うと残念でした。
Knot gallery最後の展示、「あのかどを曲がる頃」。
5年前に出会った羽田さんの写真は今もなお生きていて、軸がブレずに一つ一つ丁寧に佇んでいました。知り合いが「ずるいよね、この写真」と以前言ってたのを思い出して、改めて私も「ずるいなーっ」て言いたくなりました。
そのぐらい、やっぱり好きなんだと思います。
私は写真評論家ではないので、そのテーマから見えてくることとか、そうゆうことはうまく言えません。
少しだけ言うのであれば、誰かの記憶にあるどこかの景色があるように、懐かしく思いました。写真は記憶です。それが羽田さんらしい色と光で表現されているのを感じました。そしてまた復活させてくれたし、やっぱり好きな写真でした。お会いできて、話せてとても嬉しかったです。自分の信じた写真を大切にしたいと思いました。
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