2022.04.20
第20回 愛増し増しインスタントフィルムカメラ
今年から出石にあるえびすやさんにお店のお花をお願いしています。
花は好きでもなかなか調べることができず、覚えられずにいました。
せっかく毎月素敵な花をもってきてくれるし、うちのお店に合わせてのセレクトをしてくれるので、そのぐらいは覚えようと思い、花の記録を始めてみました。
デジカメでは毎月その様子を撮っていますが、PC上だといまいち覚えられないので、プリントしてノートにまとめるというアナログ手段を選びました。
しかし、プリントも結構忘れがちなのです。そこで、撮影してすぐ見れるインスタントフィルムで記録することにしました。
ポラとよく呼ばれるこのカメラは、雑誌の撮影現場で昔よく使われていました。スタイリストさんがコーディネートをインスタントカメラで撮影して、現場でモデルさんに、事前に準備した通りに着てもらうためのメモ代わりのようでした。たしかに、言葉で残すよりも一番わかりやすい方法です。
デジタルでもできない「撮ってすぐに見れる物体」としてはインスタントフィルムカメラは今でも唯一無二なカメラだと思います。
個人的にじわっとした写り具合や、距離だけでとるピントの甘さにかわいらしさを感じ、写るものに対する愛がさらに増すような気がして好きなんです。
写真を撮る多くの理由は「好きなもの」だからなので、それを増してくれるなんて、使わないわけないんです。