だしフォト

2017.08.23

海の街の暮らし

 

 

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2017.05.10

「これは日常の風景や」

と、言って魚を片手にてくてく歩いてる姿は、関東生まれの関東育ちで、さらには海の側ではない地元出身の私には、とんでもなく新鮮すぎて驚くほかなかった。
思わず見とれてしまい、ファインダーにいれこめず、あわあわと。

この写真がなんとか撮れた一枚でした。
このあと素早くさばいてくださり、夜には美味しいごはんになり食卓に出てきました。
まだまだ知らない日常はあり、とどまってはいけないなぁと実感しました。
トーキョーに戻ってきて、フィルムの現像が上がってきて、すぐに取りに行って、とにかく早く見たくて、でもゆっくり確認したいと思い、近くの喫茶店で小さいインデックスに目を凝らしました。
フィルムはマストではなかったけど、個人的に撮影したくて沢山シャッターを切った、、つもりでした。

しかし、全然枚数は少なくて、コマを追うごとに、おや?これだけ?もっと見てたはずなのに…。

シートが終わるたびに、あれ?あと何本?

そんな事を考えるのは久しぶりで、歓喜と恐怖のいったりきたりでした。
このタイムラグに想像して、確認して、やっぱりよく撮れたカットを見つけた時の興奮度は飛び抜けていて。

だから写真はやめれない。

そのスピードが速くなっただけのデジタルだって私は興奮する。

日常を特別な一枚にして、人の記憶を記録する事には変わりはないなぁと。

反省の嵐は前向きに考えられるようになる。

魚さばいて煮付けぐらい余裕でできるようになりたいなぁ。

そして、またこの漁港に向かい、次は代わりにおろしてあげれるぐらいになりたいなあと。

もっと歓喜の上がるような写真を撮って見せたいなと。

頑張ろう。

 

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