だしフォト

2017.11.11

これからのお話

IMG_5448

すっかり秋、というより冬が見えてくる気温。
11月に入ると土日はスナップ撮影でいろんな場所に出現しております。
毎年11月は結構体調を壊すのがお決まりのようで、すでに2回ほどダウンしてます。体調管理もフリーランスは仕事です。年末に向けちゃんとしないとですね。

さて、今回は少しだけこれからのお話をさせてください。

今よりももっと腰を据えようと思っています。

前から自分だけの撮影スペースを作ろうと計画をずっとしてきました。そんな大層なスタジオでなくて、全然大きくないけど、自分の体にあってるような少し小さい空間。条件として、光が入るのが1番。私は車の運転がそんなに上手ではないので、基本電車移動です。そのため、なるべく駅は近いと機材を運ぶのに楽なので、駅近で探していました。しかし、条件のハードルが高くて、夏ぐらいから探して約15件ほど内見したと思います。もっとかな、、、。全然見つからなくて、だんだんもうどこでもいいんじゃないかなって思いました。広くなくても、駅近で作業と住居とできればいいかと。
でも、ある人の記事を読んで、忘れていた大事なことを思い出しました。

同じ職業であるフォトグラファーの中川正子さんの記事です。
中川さんの存在は実はここ数ヶ月前に知ったばかりでした。
知人に教えてもらって、インスタグラムをみてすごく写真を気に入り、毎日中川さんの写真を見てました。中川さんは写真だけではなく、文章もとてもよくてじっくりといつも読んでいます。

物件がなかなか見つからず、申し込みをしようとした所がタッチの差でダメになったりと、このままだとまずいなーって思っていた時でした。
セタガヤンソンというサイトに中川さんの文章と写真が載ってる記事を教えてもらいました。昔松陰神社前駅に住んでいた中川さん。若い頃の話やそこに住んだ時のことなど、色々書かれていました。
その中の一文で、松陰神社に住むためすぐに不動産へ行った中川さんは、予算は少し。でも、この街で暮らすには光がないとダメ。狭くてもいいから、光がたくさん入る部屋を探そう。ほかはもうなんでもいい。」という内容の文章を書かれていました。これを読んで、モヤモヤしていたのが一気に消えました。
そうだよな、光がないとダメなんだ。私は光のある場所で写真を撮りたいんだ。だから明るい部屋じゃないとダメだ。他は工夫をすればいい。家に入る太陽の光を工夫するというのは難しすぎる。なら、もうきまりだ。

忘れていました。何が一番だっってことを。たくさんたくさん欲張っていたので、完璧を探してしまいこんな時間経ってしまいました。
譲れないのは「光」。あとはどうにかしよう。
そう思ってから見つけた物件はすごくよくて、偶然にも他の条件もクリアしていました。今住んでる家もそうでしたが、私は直感型です。あ、ここだ、そう思ったら他は何とかなるので、今回もようやく直感が動きました。
嫌な直感ばかりでやめていた家がたくさんあり、悩んでしまいました。

IMG_7424

ということで、今月末より新事務所稼働します。
「だしフォトオフィス」が誕生します。
約1年10ヶ月ほどシェアオフィスシナプスにて活動してましたが、来月より個人事務所です。と言っても住居兼事務所です。でも、今よりも光がたくさん入る場所で生まれる写真たちに期待してくださいね。

せたがやンソン https://setagayansson.com/special/12

 

© 2016 - 2017 dashi-photo