2018.02.07

福岡出張

東京も雪が降るほど寒さが厳しくなってきて、寒いのが苦手な私は、外に出るのが億劫になります。先日初めて九州へ出張で伺いましたが、関東と変わらず、すごく寒かったです。

九州の北部、福岡県。空港から博多まではとても近く電車もわかりやすかったので、初めてでもあまり迷わず歩く事ができました。繁華街からは少し離れた場所が今回の現場。まだ公表できませんが、ものづくりの職人さん達を訪ねました。

今インターネットがいつでもどこでも見れて、検索ができて、わからないことがすぐに解決できるようになってとても便利な時代になりました。
動画だって簡単に見ることができるため、遠く離れた土地からでも動いてる様子や、音も聞く事ができます。今回はスケジュール的にタイトだったので、事前に教えていただいた動画を見て予習をしてきました。その動画はとてもわかりやすく、全くの無知な自分でもある程度理解できるほど。
しかし、現場の空間で感じるものは、自分の部屋から見るモニターの映像やスピーカーの音よりも、やっぱりすごい衝撃を受けました。現地の人の話を聞いて勘違いしていたところや、間近で見て映像と違う印象になったりと吸収しないといけないことが多く、脳はフル回転。もっと余裕をもって撮影して、ゆっくり質問とかをする理想の自分は、現場に入った瞬間にどっか消えて、とにかく抑えるのに必死でした。結果いつもどおり。
とても貴重な現場を見ることができて、嬉しかったのと、こんな知ったかぶりで人に伝えようとしていたのか….とも思いました。



以前、知り合いが「無知が恐怖」と言っていて、怒られてもいいから、ちゃんと知ることを恐れないと。私はこの言葉に共感したので、わからないことをそのままにしないで、調べたり人に聞いたりすることを積極的にするようになりました。今進めているプロジェクトは、これまで自分がやったことのない事をやろうとしているのに、理解したつもりで伝えようとして…。やはり現場は毎度毎度勉強になります。
歳を重ねるたびに、自分よりもどんどん若手が独立しはじめ、まだまだ追う側だけど追われる側にも徐々になってきてる事を実感し、もっとしっかりしないといけないと、どこか強がっていたのかもしれません。知らない事が恥ずかしい、そんな風に思っていたのかもしれません。
今回も良い経験させていただきました。でも、撮るだけで終わりません。ここから写真たちに自分の色味を入れてつくりあげていきます。
このものづくりの素晴らしさをしっかり写真でみせれるように。

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