2019.02.07
写真を撮る人間のこだわりとくだらん意地。
2月。
だんだんと、暖かい日がチラチラ。
先日西新井に行った時には寒桜が咲き始めてました。
さて、のしごと主催の「宮田織物のしごと展」も無事終了して、集計も終わりひと段落です。期間中ご来店いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
前回の「墨田と筑後の仕事展」では、東向島珈琲店の壁にたくさん写真を展示してましたが、今回は写真の展示は無しにして、写真はネットをメインとした見せ方でした。
制作段階では、私の中で写真を見せるならプリントしたのを展示するということが一番にあり、今回展示しないという方向になかなか納得できずにいました。
今思えばなぜそんなにこだわっていたのかよくわからないんですが、きっと写真は展示するもの、という自分の考えを曲げれなかったんだと思います。
キンコーズでメニューに挟む小冊子を印刷している時に、ここでも十分写真を使ってくれていて、ネットでも見せてくれていて、これ以上見せたらくどいなぁとだんだん思ってきました。
あとは、根本的なことを忘れていました。
これは私の写真展じゃない、宮田織物を紹介する展示だから写真以外で見せることがあって当然だということ。アウトプットの方法は写真以外にもたくさんある。結果、展示する写真をプリントすることなく作業を終わりました。
写真なんだから展示しないでどうするんだ?って考えは間違っていないけど、今回は必要ないことでした。よい経験になったと思います。この小冊子も素敵に編集してくれたおかげで、写真集のようでとてもうれしい形になりました。
何を目的にこの写真があるのか、もっと想像しながら活動していきたいと思います。