だしフォト

2019.03.18

出来過ぎ君じゃなくて、のび太を撮れ

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先月と今月と連続で専門学生時代の友人が展示をしていたので見にいきました。
以前は、本人にあんまり撮影方法とかの質問をしないでいました。
なんとなくですが、聞かないほうがいいのかなと。
でもちゃんと聞いたことないと思い、聞いてみて驚いたことがたくさんありました。

カメラの操作から意識まで、自分の撮るスタイルと全然違う。
そりゃそうなのかもしれないけども、根本が違うと思いました。
ビジュアルだけで見ると、モノクロプリントで像もしっかり写ってる。
結果だけなら同じように撮ることは可能かもしれないけど、
きっと同じようにはならない。

撮影する際、大体は光の明るさでカメラの設定を合わせてシャッターを切るのが一般的です。
しかし、彼の発想は逆でした。
カメラの設定はある程度決めて、その明るさの時で撮れる光の時にシャッターを切る。
まさに感覚で切っている。
とにかく写したい時に切りたい、ということに全てを集中している。
デジタルのように電源いれて、ピント合わせてってゆうのが煩わしいという。
そいえば、5DMark2を買い取ったのは彼からだ。
その頃は夜を昼のように撮る撮影をしてた。しかもカラーで。
きっと、もうめんどくさいって思ったのかな笑

すこし最近撮影した写真を見てもらった時に、勝手に分類し始めました。
その中で自分でもよく撮れてるなーってのが集まった山があり、その種類を彼は「出来過ぎ君」と言いました。
笑ったけど、納得しました。1枚で完結してて良いとしかいいようがない。
でも、単写真でありこればっかりじゃ辛いね、と。
仕事ではそれでいいのかもしれない。
いつのまにか、仕事の写真しか撮っていなかったのかもしれません。

なんでもそうかもしれませんが、人に見てもらって評価を受けることでわかることがたくさんあります。
最近やっていなかったので、何をしたいのかと問われた時に自分でもわかりませんでした。学生時代から変わっていないなぁ。ゆらいでばかり。

写真でどうありたいか。

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神田開主 http://akikamikanda.org/

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