だしフォト

2020.07.03

ビフォーアフターの写真

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こんにちは。
何度かブログで紹介してきた兵庫県豊岡市。
出張が多くなってきたのもあり、本格的に2拠点生活にしようと動き始めました。現在豊岡で事務所とお店を絶賛リノベーション中です。
多くは地元の大工さんにお願いをして、できるところは自分たちで作業して作っていくことになり、工事で大半の時間を費やしています。

最近DIYをされている方もおおく、ネットで施工事例などを調べて参考にしながら進めていく中、写真を主にしている人間として感じたことがあります。
それは、ビフォーとアフターをしっかりと撮影している人が多くて驚いたこと。写真の仕事でこのビフォーアフターを撮るのはとても大事なんです。

雑誌の撮影仕事をしていて、私はモデルさんなどのポートレートより誌面後半に出てくるインタビューや読み物記事の撮影が多い中、定期的にあるのがダイエット企画。「-3cm痩せました!」というコメントの隣にはその人の正面写真と横向写真をのせているようなページ、みなさんもみたことあるんじゃないかなと思います。その際、痩せる前と後の写真は必ず必要です。見た目での変化や差があることで、そのダイエットが本当に痩せるんだ!と信用度があがりますよね。明らかに違うと、これは怪しいと思うこともありますが、、笑

施工事例やメイクなどにも当たり前のように取り入れられている感覚が、写真を仕事にしてない人にも備わっているんだなーと思うと、多くの人の写真に対するハードルが下がっているんだなと思いました。
少し話逸れてしまいましたが、そうゆうわけで豊岡のリノベーションのビフォーアフターを記録しながら作業をしています。

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変わってきたなー。自分たちでやると変化の過程が見れて楽しいですね。

そんなビフォーアフターを撮る時、いくつか気を付けると、より精度の高い写真が撮れると思うので、紹介したいと思います。

ポイントは3つ
①カメラの撮影位置をわかりやすいところにする
②レンズのm数、絞りを固定して忘れないようにする
③本当は三脚の高さまで固定してほしい!けど、そうも言ってられない状況がほとんどなので、ビフォーの写真をしっかりと観察して、どこからどこまで画角に入っているかを見ながらアフターの写真を撮る
(仕事ではライティングの位置と距離なども測っておくこともあります。
それはプロのお話なので、今回はおいておきます。)

では少し細かく説明しますね。
①のカメラの撮影位置をわかりやすいところにする、というのは、もちろん同じところで撮影するってのはみなさんわかっていると思いますが、どこから撮影したかを忘れてしまいがちなんです。(実際私も)
なので、斜めからの角度などは同じ位置を再現するのが難しいので、入り口から正面、部屋の奥から入り口に向かってなど、覚えやすい角度や場所でビフォーを撮るようにするとアフターでも同じ場所で撮ることができます。

次に、②のレンズのmm数、絞り数値を忘れないようにする、これはかなり大事です。私は施工事例など空間を見せる場合、Canon17-40mmの広角ズームを使用して撮影します。mm数が変えられるので覚えておかないとアフター撮る時に微妙に見た目が変わってしまいます。デジタルならデータ見ればだいたいわかりますが、目視でわかる数字ではない時があります。(17-40の場合17,20,24,28,35,40とレンズには表示されてますが、データで30mmとか出されたら、だいたいこの辺り?とかになってしまうんです)
あと絞り値。絞りは深度、いわゆるボケ感が変わってきます。広角レンズだとそこまで大きく変わることありませんが、明るさや数値によってはこれも雰囲気が変わってしまうことがあるので、覚えておくとよりアフターに信憑性を持たせられるかと思います。

最後、③本当は三脚の高さまで固定してほしい!…ですが、角度や高さ、距離で写りは変わってきます。
しかし、時間もしっかりある時や広い空間だったりと条件があえば三脚を使用してメジャーで測って記録しておくのがおすすめです。
と言いつつ、今回の写真で三脚は一切使用してません。撮影しながら工事の手伝いしているので、まず時間も場所も厳しい、ならどこに気を付けるかというと、①と②を踏まえた上で、ファインダーに写っている空間をビフォーと見比べながら調整します。私はビフォー写真をスマホに入れておいて、それを見ながらファインダーでアフターを調整します。
ビフォーの写真観察する時、ファインダーの中に柱だったり、道路の模様や看板などどこからどこまで入れてるかを見ることが大事です。
自然光で撮影している場合は同じ時間に撮影するとかもポイントになってきます。

このブログ書いてて思ったことは、ビフォーアフターといっても追求すると色々と気にすることが多いということ。気にし始めるとキリがないですね。今回自分は部屋の空間を撮影してますが、部分寄りであればそこまで気にすることないことも多いと思います。
正直どれが正解ってことはないので、変化が楽しめる部分をしっかりと押さえれば良いと思います。
(ちなみに、今回の写真の各エリア3枚目はレンズが違ったようです笑)

そんな豊岡のリノベーションはまだまだ続きます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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