だしフォト

2021.01.11

それでも季節は変わろうとする

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こんな真冬なのに、少しずつ日が長くなっているのを実感します。
先月、お店を閉めようとした時には真っ暗だったのに、最近はまだまだ明るさが残るぐらい。
家の周りには、まだ年末の雪が溶けず残っていたけど、その上に今朝降った雪が追加され、雪の山は少しずつ大きくなっている。そして今日も日暮れをむかえて気温は下がる。しばらく雪山は風景の一部になっているだろうな。まだまだ体感的には真冬だけど、着実に春には向かっている、そんなことを思った三連休最終日でした。

東京はやはり日本の中心ですね。東京が動かないと地方もストップのようです。こんな田舎でも普段より人も車も少ないと感じました。
豊岡にも感染者が出たという情報。だからと言って怖がることはないと思っています。確かに怖いけど、ならより一層危機感持ってお店というものを動かしていくしかないし、今後どうやって行くかを考えないといけない。
もちろん、フォトグラファーとしても何ができるのだろうか、現場主義の仕事が一体何ができるのだろうか。
正直、去年も同じことを考えました。とにかく何かやらないと、その思いで家でできることをやってきたつもりです。
うなぎの寝床さんの現代風もんぺのイベントを開催したかったけど、リアルでは人を動かしてしまう。履いてもらって撮影したくても前みたいには接触ができない。出た答えは、家の中でセルフポートレイトでした。ひたすら自分一人でコーディネートを考えて同じ構図で毎日撮影していました。
着替えて、撮影して、ネット上で開催をしていました。
売り上げに繋がったかと言われたら、うーん(笑)だと思います。でも、自分たちはこんなやり方でも動くことはできるんだと認識できたのはたしかでした。

今年はどうだろうか。きっと終息までには時間がまだまだかかるし、ある程度世界の常識は変わっていくと思うし、変えないといけないと思います。
こんなちっぽけなお店を運営しているフォトグラファーが何を言ってんだと思うけど、全く他人事ではない。実際自分たちの生活にじわじわ影響はでています。もしかしたら、伝所鳩はしばらく営業をお休みするかもしれません。
でも、その間にできることはもう見つけているので、決して何もしないでいるわけではありません。

だいぶお休みしていた、タイムカプセル写真館を復活させて形にしようと思い立ちました。なんでこのタイミングなのかわからないけど、物を売っている人として、人が物に対する思いとかを考える一つのきっかけになったように思ったからかもしれません。

緊急事態宣言が各地で発令されそうで、少しピリピリした内容になってしまったかもしれません。リラックス〜。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
またあした。

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