だしフォト

2021.11.09

いろいろ1周年

2110_5060今日で伝所鳩が本格的にオープンして1年経ちました。
もともと東京のスタジオで働いていたので、独立してからもそのままの場所でフォトグラファーとして仕事していました。そこから土地を変えて働くのは人生で始めてのことで、さらには小売業の異業種をはじめたりして、とにかく全く落ち着かない日々がようやく1年。
何度も何がやりたいのだろうか、これで頑張っていこう!とか気持ちの面でもアップダウンしていて、いまだに写真の仕事の受け方に困っております。

ありがたいことに、東京からのお仕事の連絡もあってちゃんと自分の生活のことを知ろうとしてくれているのにも嬉しい気持ちになりました。
写真の仕事はタイミングが結構合う合わないで決まってきてしまうので、現場に近い人の方が有利なのは正直なところあります。
それもあって、独立したての頃は何も考えず都内で暮らしていました。
ただ、必ずしもその場所じゃないといけない、ってこともないかなとも思うようになって、去年から2拠点をスタートしました。

1年経っても、何年写真業やっていたってわからないことばかりです。
ああ、みんなどうやって写真の仕事やってんでしょうか。
小さい頃から写真を職業にしたくて、おもいっきりストレートな道でフォトグラファーになりましたが、最近は違う職業から写真業をやっている人の写真に惹かれっぱなしです。きっとストレートでは経験したことない視点や考え方で撮っているからかもしれません。
でも、その魅力に気づいたのはこの1年のおかげだと、そこは自覚してます。
東京から少し距離をおいて、自分の生きてきた写真の世界からもちょっと距離を離れて見た時に、やっぱり狭いところで生きていたんだと思いました。
いくら言葉で世界は広いから、もっと視野を広く持ってと言っても、結局目の前の世界で生きるのに集中してしまう。物理的に離れるのは意外と効果的ですね。

伝所鳩を始めたことで見えた世界、東京から離れたことで見えた新しい写真の世界、まだまだ日本だけで生きているので狭いかもしれませんが、常に今いる場所が全てだと思わないことは2年目もその先の未来も、どこで生きても重要なことだと思いました。

1年という節目を迎えたので、少し振り返った内容でした。
2年目の伝所鳩もだしフォトの写真も引き続きどうぞよろしくお願いします。

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