2022.01.06
第3回 雪の日はこもってお直し
どうやら東京も積雪したということで、snsに友人たちの雪投稿が溢れていて同じぐらい寒いんだなーと思うとそれこそ距離を感じないと思えた本日。
この時期、この但馬に住む人たちは家にこもりがちです。
そりゃそうです。とにかく寒いし、雪だし、車道しか雪かきはされていません。むしろ歩道に雪を積み上げているような気もします。
その気持ちもこんだけ寒いとわからないわけでもない。
ということで、家でできることを考えてみたところ、お直しをすることにしました。
東京の墨田区で知り合った友人はしもーは今京都に移り住み、夫さんと二人で色々なものを「お直し」する活動をしている。
はしもーは糸や布を使い、夫あおしま君は本職大工ということもあり木材でさまざまな物をお直しして作り上げていく。
その活動に影響され、写真も撮らせてもらいながら自分自身のさまざまな物を直してもらってきました。
自転車もカメラを構えるにも使っていた手袋は穴の範囲がすごかったにも関わらずここまで直してくれました。
大きすぎて困っていた机を少し小さくして、くぎやビスを使わず組み合わせるだけで動かなくする方法でお直ししてくれた机は今もダイニングテーブルとして活躍しています。
そして田舎の人たちはそれを当たり前のように生活に取りいれています。
都会のようにお店が少ないからこそ、自分達で作る直すとい選択をしている方が多いようです。
先日お会いした松野屋さんの本を読んでも「物は2度使う」とあり、お直しの意識が高まり、最近時間を見つけてはちくちくし始めました。
汚れてしまった手拭いを半分に切り、その間に使わなくなったタオルを挟み縫い合わせる。松野家のぞうきんの作り方です。本を読み、見よう見まねで作ってみました。なるべく玉止めをせず、余分な糸は縫い込んでしまうように。
100円で5枚の雑巾は買えるけど、0円でこんなにも愛着の湧くぞうきんができたら、ものすごく拭き掃除をやりたくなりました。
単純素直なもので、その日のオープン前はまるで大掃除でした。
集めた手拭いと大きなバスタオルがあるので、まだまだ作れそうです。
勝手にWS開催しても楽しそうだなと一人妄想しました。
その土地によって習慣や仕事があるのは、自然の中でできることできないことを見極めてきて発達してきたんだと改めて実感しました。
暮らさないとわからないことばかりです。
松野屋 https://matsunoya.jp/?lang=ja
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あおしまくん @aoshimakogei