2022.06.18

第27回　おやまだ文化の森へ

愛知方面への遠征最後の目的地は、三重県四日市市へ。
snsで見つけて、ずっと気になっていた「おやまだ文化の森」という新しくできた複合施設です。
新しく、と言うより「生まれ変わった」と言うのが正解かもしれません。
この建物はもともと地域の美術館だったそうです。その前は役場だったりと約100年の間にさまざまな建物として仕事をして、今年の春に新しい名前と役割になりました。

「おやまだ文化の森」ができるまでを記録したこの場所のオーナーでもある林さんの写真展が「ギャラリーたね」で開催されていました。
伝所鳩も今ある建物を活かして作り上げたので、改修した建物にはとても興味を持つようになりました。その出来上がる過程が見れる写真展ですが、それだけではありませんでした。
 

写真は記録するためのひとつの道具。
今はこの写真たちを見てもただ記録としか意味をもたないかもしれないけど、時間が経ってからこの写真たちは、今よりももっと大切にされ、未来に生きる人たちの種になってくれそうな、そんなことを感じました。
作業を手伝ってくれたご近所の人や、友人、建物の改修に携わった人たちの表情からは、林さんのレンズ越しに建物や林さんへの愛が溢れていて、きっとこの先も地域のひとたちに愛される場所に育っていくんだろうなと、一人勝手に妄想してワクワクしました。

オーナーの林さんと話をしていて、自ら改修作業をしながらその過程を記録していく、やっていることがとても近くて話こんでしまいました。さらに年齢も一緒だったことで親近感が湧き、気がついたら閉館時間を過ぎてしまいました。
それにしてもいい光が入る建物でした。
1Fにスタジオができるようで、とても楽しみです。

最近は伝所鳩という場所ができたので、たくさんの人がお店に来てくれるようになりましたが、迎える側になったことで、自分達が行くことが減ったような気がします。
久しぶりにはじめましての場所へ行って、素敵な場所とそこで会えた方々と新しい繋がりができて、また三重に行くきっかけができました。
また訪れたいと思えるような、伝所鳩も日高もそんな場所にしていきたいです。

林さん、ありがとうございました。

おやまだ文化の森　〒512-1111  三重県四日市市山田町1901-1
月乃写真室　https://www.tsukinophoto.com/
千日草　https://sennichisou.com/
(↑書ききれませんでしたが、とてもすてきな木工作品と雑貨のお店です。ここもまた行きたい！)