2019.06.06
働き方というより生き方を見せられた
今日は伝所鳩プロジェクトメンバーの会社員2人の話です。
4人中2人が実は会社員をしながら、このプロジェクトに参加をしています。
一人は「のしごと」を運営している人、もう一人は地域コーディネータの本多秀行さん。もともと二人共、伝所鳩のプロジェクトが始まる以前から、休みの日に様々な活動をしていました。まさに「アクティブすぎるサラリーマン」です。
この日も本多さんは、仕事を終えて伝所鳩の壁塗りの手伝いをしにきてくれました。着替えがないのでスーツのまま作業。汚れないよう養生作業をやってもらってます。
会社員の多くの方は月曜〜金曜まで9時から17時の勤務。自分が使える唯一の休みは土日だけだと思います。会社によって勤務体制はそれぞれあると思いますが。その1日かあるいは2日をつかって「のしごと」の人は取材や執筆をしたり、本多さんは曳舟駅すぐの広場で毎週開催されるマルシェの事務局として活動してます。昔と違って働き方もすごく幅が広くなりました。リモートで会議ができるようになり、在宅勤務する人も。副業OKの会社もでてきたりと、様々な活躍の仕方ができるようになったとおもいます。
お二人を見ていると、働きかたというより「生き方」には無限に選択肢があるんだなと感じます。色々な働き方をしている人がいますが、全部どう生きるかに直結してくると思います。
昔、将来の夢というのは、わたしは「〜になりたい」と職業を言っていたけど、二人を見て将来は「〜のように生きていきたい」と言っているように思えました。職業ではなく、自分が肩書きのような生き方。
職業や肩書きははじめましての人へわかりやすく伝わるためのツールだと思うので、自分の中では決めつけなくていいと思います。
最近私は「冨樫さんってフォトグラファーだよね?」と確認されることがあります。もちろん、「はい!そうですよ!」とは答えます。
でも「フォトグラファー」だから写真以外やってはいけない、ということは無いと思います。周りが作ってる当たり前なだけで。
「のしごと」と活動していくうちにこの考え方になりました。
写真を撮るということは大前提にあり、その上で幅と知識を広げていく活動をしています。あくまでも写真家であることには変わりありません。
私は、会社員になるという選択肢がスタジオアシスタントをやめる時に思い浮かびませんでした。フリーランスという個人事業主として働きはじめて7年近くになりますが、もしその時代に「アクティブすぎるサラリーマン」に出会っていたら違う生きたかたをしていたかもしれません。
そんな二足の草鞋を履いたメンバーと共に挑戦しているクラウドファンディング。リターンの「コト」の一つに、「伝所鳩ができるまでの話を聞いて応援コース」というのがあります。ここではプロジェクトメンバー4人と一緒に伝所鳩ができるまでのきっかけのスタートから出来上がるまでを本人たちの口からきくことができます。
伝所鳩クラウドファンディングhttps://camp-fire.jp/projects/view/146223#menu
会社員の二人からも、平日仕事をしながらのこの活動をどう過ごしてきたのか、何が辛かったとかそんなことも聞けると思います。
ぜひお楽しみに。