だしフォト

2020.04.13

過去を捨てる不安からの脱却

2004_0297
せっかくおとといから新習慣をはじめた!と意気込んでいたのに、
3日目にして強い雨の本日。
さすがにウォーキングもやめておきました。
という理由ですこし朝寝坊。のんびり布団でゴロゴロとしてました。
外出自粛をしてから17日目。今日も体温は平熱。味覚も嗅覚も問題なし。

いつもなんだかんだブログは夕方か夜にその日のことを書いていましたが、
朝、仕事をスタートする前に書くようにしました。
これも新習慣の一つです。
今コロナウィルス感染拡大で多くの撮影がキャンセルになっているので
朝早い撮影の仕事がなく、今後また通常通り仕事が戻ってきた時にもできるようにしっかりと身に付けたいと思います。

最近家に長いこと居ると普段見ていないところに目がいき、いろんなことを考えるようになりました。外出自粛を理由に、少し整理をしようと見てみたら出てくる数々の思い出たち。
写真も含め、日記や思い出の品達。私の実家は昔住んでいた場所からは引越しをしているため、自分の物はほとんど持ち出してきました。
「一応とっておこう、自分の記録だから。」という理由で持っていたのは自覚があります。多分写真をやっている人間だからということがあるから、きっと、自分の過去を捨てるのにとても不安だったのかもしれません。
中学生の頃からずっと書いている日記、子供のころ大好きだったキャラクターグッズ、プリクラ(笑)、学生時代のバスケシューズ、20代の頃によく行ったライブやフェスのグッズ、漫画などなど、、、すごい量で衝撃でした。
しかし、今回不思議なことにもう大丈夫だ、と思えました。
本当に好きな物、10年後、20年後も蓋を開けて見ると思うもの。
それを理由に分けていったら段ボール2箱分は余裕でパンパンになるほどでした。

コロナウィルス感染拡大の影響で、どんどん世界が変わっていくのを目の当たりにし、自分も見直してこの先10年20年生きるためにどうやっていこうとみんな考えている中、考え方そのものを変える必要がある、そんな風に思いました。私を形成する様々なことに、過去の経験はもちろん必要なことでしたが、過去に決め付けられていた、というようにも捉えられました。
今までこうゆう経験をしてきたから、こうやって進まないと!という考えが多く自分の中に存在していたことに気がつきました。
「多分写真をやっている人間だからということがあるから〜」ということがまさに過去への執着のあらわれでした。
過去を捨てる不安、でも自分が消えてなくなるわけではない。
今の自分を形成するのは、過去ではない今の自分だと思えるようにいつのまにか思えるようになっていました。

2004_0296
今年初めて「ほぼ日手帳」を使っています。
4月は残念なことに予定を書く欄はからっぽなんですが、左ページにあるように、びっしりとスケジュールとその日の出来事を書いてます。
仕事や人と合う予定はなくても書ける、このスケジュール帳だからできることだと思いました。なるべく感情ではなく、出来事に対しての自分の考えや俯瞰してみたことを書くようにしました。

過去の日記を見てみたら1〜10までを感情だけを書き連ねていて途中から読みづらくなってきて途中で離脱しました。すごい楽しかったという内容はわかるんですが、感情ばかりで何を残したいのか意味不明。
こんな自分が読みたくないと思うのに、誰のために書いてるのかわからなくなりました。それもあって、手放せるようになったんだと思います。

「嫌われる勇気」という本の中に、
「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」という文章があり思い出しました。
良いことも悪いことも、過去をどう捉えるかで今を生きる自分の未来が変わる、そう思うと気にしすぎていた自分の肩の荷がおりました。
まだまだ完全にその意識にはなれていないこともありますが、毎日このスケジュール帳にできごとを書く時がトレーニングになるような気がします。

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